いざという時に慌てないために
まずは転職の進め方を確認しておきましょう。事前に流れを知っていればいざという時に落ち着いて行動できますよ。
転職活動は、「自己分析」→「情報収集」→「求人探し」→「履歴書の作成」→「応募」→「面接」「退職・入職準備」という流れで進めていきます。一般的に、転職にかかる期間は平均3~4ヶ月といわれていますが、介護業界は人手不足で求人数も多いため、他の業界に比べて短期間で転職できますよ。このステップなら大体1ヶ月程度で転職できるはずなので、転職を希望する1ヶ月前くらいから準備をはじめるといいでしょう。ただし、焦って決めると後悔することになります。自己分析や情報収集にしっかりと時間をかけ、自分に合う職場を探してくださいね。
転職を成功させるヒント
転職を成功させるためには「転職前の準備」が重要です。
求人を比較するためにも1つの施設に絞り込むのではなく、複数の職場に応募することをおすすめします。労働条件や職場環境を比較することで自分に合うかどうかの判断がしやすくなるからです。24時間体制の施設では日勤だけでなく夜勤もあります。給与アップを狙っている人は夜勤のある施設を中心に探していくことでしょう。夜勤の回数に上限はないため、週40時間労働の範囲内であれば何回でも夜勤することは可能です。回数が多いほど手当も多くなるわけですが、夜勤の回数についてトラブルに発展するケースもあるので、夜勤協定がある職場を選ぶようにしてくださいね。業態別の夜勤形態や夜勤協定がある職場の比率については、日本医療労働組合連合会の実態調査が参考になります。
転職先に求める条件は人それぞれで違いますが、なるべく教育制度が充実している職場を選ぶようにしてください。教育制度が充実していないと仕事に慣れるのに時間がかかりますし、将来のキャリアパスを考えた時に不安が残ります。資格取得支援制度がある職場ならスキルアップやキャリアアップもしやすいでしょう。
雰囲気も確認しておこう
転職を決める前に職場見学をして、施設の設備や環境、雰囲気を確認しておきましょう。ホームページや説明会では見えない、リアルな部分を確認できますよ。自分に合うかどうか、ブラックな職場かどうかを見極めるためにも職場見学は重要なステップです。
転職エージェントを利用しよう
自分に合う職場、雰囲気のよい職場を見つけたいなら転職エージェントを利用しましょう。情報収集に長け、求職者を手厚くサポートする転職エージェントを利用すれば仕事を続けながら効率よく転職活動ができます。あらゆる職種を扱っている総合型、ひとつの職種を扱っている特化型、と色んな種類がありますが、介護士に特化した転職エージェントならすでに職種が絞り込まれているのでより細かい条件を設定して探すことができますよ。それに、非公開求人や独占求人も扱っているので好条件の職場が見つかる可能性も高いです。