ブラックな職場に応募しないために
介護施設の数は年々増加していますが、その中にはブラックな職場もあります。しかし、一見しただけではブラックな職場かどうか見分けられません。ブラックな職場を避けるためにはどのような点に気をつければいいのでしょうか?
常に求人広告が出ている
いつチェックしても求人広告が常に出ている施設は要注意です。採用してもすぐに辞めてしまう人が多い、慢性的な人手不足で仕事がハード、などの理由で求人を募集している可能性が高いからです。採用してもすぐに辞めてしまうような職場は何らかの問題を抱えています。長く働き続けたいと思っていても難しいでしょう。
評判が悪い
最近は求人サイトや転職エージェントなどのインターネットを利用した転職活動が活発になっていることもあり、企業の評判や口コミをまとめたサイトにリアルな情報が集まっています。応募する前にそちらもチェックしておきましょう。「サービス残業が多い」「上司のパワハラが常態化し悩まされている」など悪い評判も含めて、実際に働いている人たちの率直な意見がまとめられているので、ブラックな職場かどうかを見極める材料のひとつとして活用できますよ。
口コミサイトには施設の環境や人間関係、離職率など、詳細な情報が記載されています。気になる施設があるなら、まずは悪い口コミがないかチェックしてみてくださいね。口コミサイトは色々ありますが、「介護士のミカタ」と「介護の評判」なら口コミの数が多いので調べやすいでしょう。
笑顔がない
働いているスタッフに笑顔がない施設も注意が必要です。職場環境が充実していて働きやすい環境であれば人は自然と笑顔になります。また、スタッフの教育が行き届いている施設も外部の人がきたら笑顔で挨拶するように教育されているので、笑顔がないということは教育が行き届いていない、もしくは心に余裕がない状態で働いている可能性が高いです。職場見学の際に設備や環境だけでなく、スタッフの表情や姿勢もチェックするようにしてください。
雇用契約書があいまい
年間休日数や残業時間がしっかり記載されていない、福利厚生にふれられていない、など雇用契約書があいまいに記載されている場合も注意が必要です。雇用契約書は万が一のトラブルの際に自身を守る重要な書類です。雇用契約書があいまいな場合は何かを隠している可能性が高いため、トラブルが起こっても真摯に対応してくれないでしょう。
転職成功に向けて
転職を成功させたいならブラックな職場かどうかを見極め、応募しないようにすることが大切です。ブラックな職場に転職してしまうと心身が追い込まれてしまうため、体調にも悪影響を与えてしまいますよ。その後の人生にも大きく関わってくるので安易な気持ちで行動に移さず、きちんと見極めた上で応募するかどうか決めるようにしてくださいね。