時間の融通が利く
平日は週5日勤務、勤務時間は9:00~18:00、場合によっては残業あり、といった働き方が一般的ですよね。ですが、多くの介護施設や事業所ではシフト制を採用しているため、介護士は自分に合った勤務時間を選びやすい、というメリットがあります。
例えば、24時間体制で稼働している特別養護老人ホームのような施設では、「8:30~17:30」「13:00~20:00」「22:00~翌8:00」などのように勤務時間が区切られています。シフトを決める際に希望を出せるので、「子どもが小さいから日勤メインで働きたい」「フルタイムではなく時短のパートで働きたい」といったことも可能ですよ。また、「学校行事がある時は休みたい」「子どもが幼稚園に行っている間だけ働きたい」といった希望も通りやすく、家庭とも両立できます。
年齢や性別・学歴は関係ない
介護業界では性別に限らず幅広い年齢層の人が個々の能力を活かして活躍しています。最も多いのは50~59歳で、それに40~49歳が続いており、40代と50代を合わせると全体の約半数を占めています。その次に多いのは60歳以上で全体の約2割近くを占めていますが、60歳といえば一般的に定年で仕事を失う年齢層ですよね。ですが、介護業界は年齢や性別を問わないため、定年を迎える年齢でも働き続けることが可能なんです。そのため、子育て中の人はもちろん、「まだ元気だから誰かの役に立つ仕事がしたい」という60代以降の人からも人気があります。
介護の仕事は「要介護者の気持ちに寄り添いながら適切なサポートができるか」が重視されます。学歴よりも人柄や現場での経験が重視されるため、過去の経歴にとらわれず、今の努力次第で将来が決まることも大きな魅力ですよ。
求人数が多い
高齢化が加速している今、介護施設の数は年々増加しています。人手不足に悩む施設や事業所も多いため、何らかの事情で現場を離れたり、働き方を変えたりしたくなっても再就職がしやすいというメリットもあります。いざという時に働く場所に困らない、というのはひとつの安心材料でもありますよね。条件を妥協することなく、自分が働きやすい職場を選べますよ。それに、全国的に介護士不足に陥っているので引っ越しても新たな職場がすぐに見つかりますよ。
知識や経験を活かせる
すべての業務がプライベートにつながるわけではありませんが、介護の仕事で学んだ知識やスキルは遅かれ早かれ経験する「親の介護」にとても役立ちます。実務経験がある人はもちろん、直接介護の仕事に携わっていなくても利用できる介護制度を熟知しているので、いざという時に迅速に対応できますよ。